この記事ではアイランドリバーサルについて解説します。
ダウ理論では「一度発生したトレンドは明確な反転シグナルがあるまで継続する」という大原則がありますが、
アイランドリバーサルはトレンドの天井を教えてくれるシグナルです。
アイランドは「島」という意味で、リバーサルは「反転」という意味です。
離れ小島のようなチャートを形成してそれまで続いていた上昇トレンドを終わりを告げます。
取引量の多いFXではめったに現れないチャートパターンですが、もし現れた場合は強い反転のシグナルを示しているので覚えておいてくださいね。
窓開けに関する記事は、『FXの窓開けとは?窓埋めトレードや窓(ギャップ)の意味について解説』をご覧ください。
アイランドリバーサルギャップ
アイランドリバーサルギャップは上昇トレンド中でエグゾースチョンギャップが現れたあとに、数日間、狭い値幅で取引され
そこから価格がギャップを空けて下落することです。
その数日間の値動きが囲まれた島のように見えるため、アイランドリバーサルギャップと呼ばれています。
エグゾースチョンギャップのあとにブレイクアウェイギャップができると、アイランドリバーサルギャップの完成です。
これらのギャップ(窓)に関しては、『FXの窓開けとは?窓埋めトレードや窓(ギャップ)の意味について解説』の記事をご覧ください。
アイランドリバーサルギャップの完成は通常は、重要なトレンド転換のシグナルとなります。
上記はポンド円の日足になりますが、上方ギャップが生まれたあと、4本の足をつけて、下窓があいています。
その後1か月以上も下落トレンドに入りました。
上昇トレンドにおいて、上窓が発生した時は、その後の数日間の値動きで上昇トレンドが終わりを迎えるのか、それともトレンドが継続なのかを判断できます。
まとめ
この記事ではアイランドリバーサルギャップについて解説しました。
トレンド反転のシグナルを掴む事で、長らく続いたトレンドの転換がわかります。
リアルのトレードをしていて長らくトレンドが継続していると一貫性の原理からか『まだまだ続く!』と考えてしまいがちです。
明確なトレンド反転のシグナルを覚えてトレードに生かしましょう。