この記事ではリバーサルデー(反転日)について解説します。
ダウ理論では「トレンドは明確な反転シグナルが発生するまで続く」と言うルールがありますが、
リバーサルデーはその反転シグナルをいちはやく感知するための転換シグナルです。
リバーサルデーは中長期で続いたトレンドが終わる転換時に発生します。
リバーサルデーとは?
リバーサルデーはチャートの天井か底で起こるトレンド転換のシグナルです。
トップリバーサルデーは上昇トレンドにて新高値を更新した同じ日に、前日よりも安く引けることをいいます。
オープン時は前日よりも勢いがあり高値からスタートして順調に値を更新したものの、日中に勢いが弱まり前日の終値より安く引ける事でリバーサルデーとなります。
さらに前日の始値よりも安く引けて、包み足となるとさらに重要性が増します。
ボトムリバーサルデーは下降トレンドにて新安値を更新した同日に前日の終値よりも高く引けることを言います。
日中に新安値をつけるも、同じ日に高く引けた場合を言います。
リバーサルデーは日中の値幅が広ければ広いほど、転換シグナルとして重要なものとなります。
またリバーサルデーは、バイイングクライマックス、セリングクライマックスとも呼ばれ
失望した投資家が一挙にポジションを閉じることで劇的な反転を引き起こします。
上昇トレンドよりも下降トレンドの方が期間が短いため、セリングクライマックスでは
失望した投資家が一挙に投げ売りをして劇的に相場が下落する事があります。
その後、売り圧力がなくなるので空白を埋めるかのごとく、相場に急上昇が生まれます。
リバーサルデーの例
実際のチャートでリバーサルデーの例を紹介します。
上記はAUDJPYのチャートですが、2017年9月のある日の日中に新高値を更新したものの前日よりも安く引けて、含み足を形成しています。
その後、価格は下落に転じて5円近く下がりました。
同じAUDJPYのチャートです。日中に新安値を更新したものの同日に価格が上昇に転じて、前日の終値よりも高く引けて、その後上昇トレンドに転じています。
トレンドに乗ってトレードをしているトレーダーはリバーサルデーが発生したら
いったんポジションを手仕舞いにしたり、ドテンをします。
まとめ
この記事ではトレンドの反転を見極めるリバーサルデーについて紹介しました。
トレンドに関しては、『トレンドラインの引き方とブレイクやトレ転の見極め方とは?』をご覧ください。